草庭帖

献杯

知り合いが相次いで旅立ち
おふたりを偲んで呑みましょうと
夜の渋谷で待ち合わせ

「のんべい横丁」

タマイアトリエのタマイさんと
おぐちゃんマンと

50になった？

なりましたよ

え～～～
ふじいは永遠の…

でなんというのかと期待したら

49才かと思ってたよ

へらへら笑い
とりとめなくすぎていく
心地良い夜

思い出の中のひとも
思い出を語り合うひとも
両方ともたからもの

ぴよぴよワークス by庭爺

前回に続き　庭爺ネタです

上の写真は生まれたて
「節分草」の赤ちゃんです

下の写真が親
「節分草」の母でございます

大株に育った「節分草」
育ったといっても「節分草」って
ほんっとーに小さな山野草なので
今でも株の大きさはせいぜい手のひらサイズ
（むろん指は含まず）
花に至っては小指のつめの半分の大きさ

つまり

そんな
小さな小さな花のタネを採取し蒔いて
出てきたのが上の写真ってわけです

マジで？

くる日もくる日も
東へ西へと駆けずり回って仕事をして
いつそんな繊細な仕込みをしたのよ？

えーん
えーん
庭爺ったら～～

庭師の鏡です

芽の見せ方も
なにげないけど上品ですてきだし

胸、つかれましたわ～

小枝ワークス by庭爺

工事中の現場はIさんにお任せし
ワタシはS邸へ

久々のS邸

ご先祖さんはインディアンかってくらい
アッシはしょちゅう
枝を集めては
組んだり編んだりしてる

そうそう、これこれなぼやきも久々
ほっとします

本日
自称インディアン子孫が作ったのは…

ヒヨドリ除け

ヒヨドリたちの目を盗んで
こそこそとジュースを飲むメジロたちがかわいそう
ここだけメジロ専用の飲み場にするために
（ほかに三箇所飲み場あり）
ヒヨドリ除けができないかしら？という
お施主さんの要望にお応えして

かくして
すてきな檻ができあがり
メジロが檻に守られ
平和にジュースを飲むようになりました
と
なると思ったら
なりませんでした！
その痛快話はまたいつか

今日はせっかくなのでこのほかの
最新庭爺の小枝ワークをご紹介します

上下　どちらもバイモユリの支柱です

かわいすぎなくてすてきでしょ？

庭爺、あのね
小枝を集めては組み立てる
あなたさまのご先祖さまは
インディアンではなくって
たぶん鳥

にゃんとかふぁいい！

美味しそうなソーセージとハムは

箱のまま主人に渡し

ワタシはこのカードにくぎづけ

かふぁいすぎるううううう

芸術家さんと結婚したんだ、Mくん

おめでとう

すてきな版画（←たぶんせったい奥様作）を

ありがとう

末ながあああく

お幸せに！

ネクタロスコルデューム・シクラム

草屋根でひとりでびゅんといるあいつ

「神楽鈴」みたいなあいつ

誰にも似てなくて

　カッコイイんだ～～

昨日逝ったあのひとも

富士山の店でいつもひとり

吞んでいた

吞んでないじかんも

たぶん

ひとり

作品に向かい

渋カッコイイ絵・彫刻を

製作していたと想像します

個展の案内がもう来ないなんて…

前回のDMを

冷蔵庫からはずせないぢゃないか

ご冥福をお祈りします

☆ 奥沢beans

15年通ったお店がなくなることに。

コーヒー豆を自家焙煎してくれた

奥沢beansさん

美味しいコーヒーがなくても死なないけど

美味しいコーヒーがない暮らしに戻るのは

なんともつらいことよな～～

そういう意味で

コーヒーの存在は庭に似ています

庭も「ない」なら「ない」で

すまされる類ですゆえ

似てるからという理由かどうかは

わからないけれど

コーヒー屋のマスターは

大の植物好きで

うん

やっぱ

似た者同士だったから

ワタシたちは仲良しでした

仲良しがまたひとり

星になりました

☆

ビワ男

Mくん、

大学ご卒業、おめでとうございます

！！！！！

仕事と学業（と新婚生活）の

二足（三足か？）のわらじ生活を6年。

通信制の大学は

途中でやめていくひとが多く

卒業にたどり着くのは

入学者数の1/3とか1/4とかです、

たしか…

スゴイなーー

ところで

今日もビワをかつぐMくん

こっちは昔の　Mくん＆ビワ　

ビワ率が高い男よな

祝♪大英博物館入り

もしもし

オレだけど

大英博物館が作品をかってくれたから、

これから作品をイギリスに送るんだけど、

観に行くにはちょいと距離もあることだし、

送る前に観に来いよ

このオレオレ詐欺まがいの電話の主は

ガラス造形作家Kさん

大英博物館からのオーダーの

未発表作品を送ってしまう前に

作品のお披露目の場をと

パーティーを企画し

友人・知人に声がけをしていたのでした。

題して

「大英博物館出陣パーティー」

(鼻につくがトンデモナク快挙!)

で、行ってきました

芸大卒でもなく美大卒でもなく

ほぼ独学であれこれ

作っておいでだった兄さんの作品が…と思うと

感慨深いものが…

というより

スゴすぎて

実感がわかないんですけど

うちにきたガラスたちは

ワタシの

あっ…　で

壊滅状態ですが

ワタシからひとに渡ったガラスは

方々で大切にされているようで

「フジー（ワタシの旧姓）からもらった

グラスの話を

モノマガジンに書かせてもらったぞ」と

手紙をいただいたことも…

そんなあああ～～

本人（＝ワタシ）は

贈ったことすら覚えておりませんのに

わざわざ

すみませんねええええ～～

と　まあ

彼と

彼のガラスにまつわる

エピソードは数しれず

学んだことも数知れず

本当に素晴らしいものは

誰が作ったのか？など

詮索されることもなく

ただただ大事にされ

時をこえ

残る

大英博物館になくたって

残る

でもやっぱり

博物館収蔵で

永遠に残ると約束されたほうが

いいに決まってます

ヤッタネ

Kさん

おめでとう

ごさいます

追伸：ガラスは未発表作品と指定されているため

ここでのご紹介はできませんでしたが

興味を持たれた方がいらっしゃいましたら

ロンドンでご覧いただければと

思います！

2 Bittersweets

狩野智宏/神代良明　展

1/21～2/18

銀座　東京画廊BTAP

写真は狩野智宏さんの「ピュシスの庭10」

砂や土、レンガ？をガラスに閉じ込め

ひとかたまりにしたガラス作品

最近、ヘビーとハッピーが

折り重なるように押し寄せ、

気持ちが付いていかず、

じぶんの中に未消化でグレーな層が積み上がっていくな～

ミルフィーユ化してるな～と感じておりまして…

それに似てるといえば似てる、と言ったら、

オマエと一緒にすんなと怒られるだろうから、

いいじゃん　といって去りました。

ワタシもグレー一色にならないよう、

ピンクを足しながらいこう。

倉俣（史郎）さんを思い出すような…

なんだろう？

配色とポエジーな空気が、かな？

どれもいい作品、Bittersweetーー♪でした。

（神代さんの作品も同じくBittersweetーー♪）

　　

二人展ならではの展示もすてきでしたよ。

桃色椿

知らせを受け天を仰ぎ見たら椿と目があいました。

今日という日を桃色椿に重ね記憶します。

忘れないからね